Tuesday, 29 November 2016

「国民投票の総て」 目次




[1]国民投票とは何か
制度の説明、選挙との違い
中世ヨーロッパの直接民主制の歴史
スイス、イタリアを中心に各国の制度(ルール)について解説

[2]世界の国民投票 実施一覧
1793年にモナコで実施された「フランスとの同盟の是非」を問う国民投票以降、諸外国で実際に行われた2482件の国民投票のうち700件あまり(約3割)を、投票に付されたテーマ、投票率、賛否の%、投票結果、備考などを添えて時系列で紹介








[3]興味深い国民投票の事例(33件)
 フランス(5件)ナポレオン時代の国民投票、EU関連の国民投票など
イタリア(4件)共和政か王政か。原発再稼働。憲法改正など
ドイツ(2件)ヒトラーが国家元首の地位に就くこと、オーストリアの併合
オーストリア ドイツ帝国への加盟
アイルランド(3件)離婚。人口中絶など
北アイルランド(イギリスからの離脱・独立)
スウェーデン(2件) 禁酒。原発の3択国民投票 
スイス(8件)ユダヤ人の居住権。軍隊廃止。脱原発。移民。ベーシックインカムなど
オーストラリア 英連邦からの離脱
ニュージーランド(2件)国旗。アルコール政策。   
ハンガリー(2件) 移民政策
チリ(2件) 独裁政権の承認 教育の無償化
etc.


[4] 現場取材をした実施事例の紹介
エストニア、ラトヴィア、リトアニア(ソ連からの離脱・独立)
ソ連 (ソ連邦をやめるか否か)
ロシア(社会主義をやめて資本主義へ)
スイス(性犯罪者に関わる刑法改正)
フランス(EU憲法条約批准)
リトアニア(日本製の原発建設)
ブルガリア(エネルギー政策) 
スコットランド(イギリスからの離脱・独立)
イギリス(EU離脱)

[5]9条国民投票──実施に際しての留意点
・政府、与党は近い将来「緊急事態条項」あるいは「9条」改正の国民投票の発議を視野に入れている。いよいよ、日本国民が国家意思の決定に直接かかわる機会が迫って来たが、どういう結果を生むにせよ、水準の高い良質の国民投票をやるには、以下の3つは欠かせない。
① 案件に関する十分な情報公開がなされること
② 本質的なことを争点にした国民的議論がなされること
③ 国民投票の真っ当なルール設定を行うこと
この3つについて、諸外国の事例も紹介しつつ具体的に解説する

・96条に基づく正規の憲法改正国民投票を実施する前に、「予備的国民投票」を実施すべし。自民党9条改正案 × 市民(新9条)案 × 現行9条の3択で

・国民投票、直接民主制を嫌い否定する日本の「リベラル」「民主勢力」。それは、欧米のリベラル勢力とはまるで違う。鶴見俊輔、日高六郎らの真っ当な考えを紹介しつつ、自称リベラルの姿勢を批判する。

著者紹介 今井一



今井 一(いまい はじめ)
ジャーナリスト。[国民投票/住民投票]情報室 事務局長
1954年、大阪市生まれ。大学での専攻は哲学で研究テーマは「自由論」。ポーランドにおいて独立自治労組「連帯」が誕生した81年以降、ソ連・東欧の現地取材を重ね、民主化の進行とソ連を盟主とした社会主義共同体の崩壊を見届ける。81年のポーランドでの「戒厳令」(戦時体制)布告後もワルシャワに潜入して取材を重ね、3度にわたり軍政当局に拘束され国外退去処分に。
96年からは、新潟県巻町、刈羽村、沖縄県、岐阜県御嵩町、名護市、徳島市、米原町、岩国市など各地で実施された住民投票を精力的に取材する。
また、04、05年には、スイス、フランス、オランダ、12年にはスウェーデン、リトアニアへ、16年にはイギリスへ赴き、国民投票の実施実態を調査。
06年~07年には、衆参両院の「憲法調査特別委員会」に5度にわたり参考人及び公述人として招致され、国民投票のあるべきルールや諸外国での実態などについて陳述する。

●主な著書に、
『CZEŚĆ(チェシチ)!──うねるポーランドへ』(朝日新聞社)
[ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞]
『革命後の風景──モスクワ発バルト経由ワルシャワ行き』(教育史料出版会)
『阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか』(同朋舎/監修)
『大事なことは国民投票で決めよう!』(ダイヤモンド社)
『住民投票』(日本経済新聞社/編著)
『住民投票Q&A』(岩波書店)
『住民投票──観客民主主義を超えて』(岩波書店)
『実践の政治学』(法律文化社/共著)
『「憲法9条」国民投票』(集英社)
『対論!戦争、軍隊、この国の行方』(青木書店/編著)
『「9条」変えるか変えないか──憲法改正・国民投票のルールブック』(現代人文社/編著)
『市民が広げる議会公開──傍聴を閉ざす議会とメディアの欺瞞』(現代人文社/編著)
『「原発」国民投票』(集英社)
『原発をどうするか、みんなで決める──国民投票へ向けて(岩波ブックレット/共著)
『原発、いのち、日本人』(集英社/編著)
『「解釈改憲=大人の知恵」という欺瞞』(現代人文社)

Friday, 25 November 2016

「国民投票」制作チームミーティング



先日、国民投票のデータを翻訳してくださっているスタッフの方々と打ち合わせを行いました。

2800件もあるデータを一つずつ翻訳してくださっています。これらのデータをもとに、どの国民投票をピックアップし、紐解いていくか議論していきます。

原稿の提出予定が1月22日。あと2ヶ月弱走りきろうと思います。同時にクラウドファンディングも準備中です。